【書店員の目 図書館員の目】日本の取次はアマゾンに対抗しないのか

2021年10月12日
 講談社が、いくつかの既刊本をアマゾンと直接取引するという。つい先日も、丸紅がこれまでの販売データをAIで分析し、最適配本数を決定する会社を講談社、集英社、小学館と立ち上げると発表があったばかり。一時代前であれば大騒ぎになったはずであるが、取次の反応は驚くほど静かである…続き、