【訃報】東野圭吾氏68歳(ひがしの・けいご=作家)

2026年7月27日

 作家の東野圭吾氏が7月23日未明、大腸がんのため逝去したと講談社が発表した。享年68歳。葬儀は家族葬にて執り行われた。香典、供花・弔電は辞退。今後のお別れの会実施について詳細が決まり次第知らせるという。

 

 東野氏は1958 年生まれ大阪府出身。大阪府立大学電気工学科卒業後、エンジニアとして勤務しながら、85 年『放課後』で第 31 回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。

 

 99 年『秘密』で第 52 回日本推理作家協会賞、2006 年『容疑者 x の献身』で第 134 回直木賞、第 6 回本格ミステリ大賞、12 年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13 年『夢幻花』で第 26 回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第 48 回吉川英治文学賞、19年に第1回野間出版文化賞、23年に第71 回菊地寛賞、24年に日本ミステリー文学大賞を受賞。

 

 23年には紫綬褒章を受章。2009 年から 13年には日本推理作家協会の理事長も務めた。

 

 23 年には著作が 100 冊に到達し、同時期に国内累計発行部数1億部突破も達成。現在の国内発行部数は約1億900 万部。著作は41の国と地域で出版されている。2012 年には『容疑者xの献身』(英題:『The Devotion of Suspect x』)が米ミステリー作家協会主催の「エドガー賞」最優秀小説候補5作品に選出、19年には『新参者』(英題:『Newcomer』)が英国推理作家協会(CWA)主催の「インターナショナル・ダガー賞」にノミネート。国際的に権威のある「エドガー賞」と「ダガー賞」の二つの賞にノミネートされた最初の日本人となった。

 

 国内、国外問わず映画、ドラマ、舞台を含めたメディア展開も多数。日本を代表するミステリ作家として名を残した。

 

 講談社は「東野圭吾さんのご著書は 1985 年 9 月刊行のデビュー作『放課後』(講談社)から、2026 年 8 月5 日刊行予定の最新刊『永遠の記憶』(文藝春秋)を含めて 106 冊(共著をのぞく)を数えます。生み出された物語はたくさんの読者を魅了し続けることと思います。これからも、東野さんの小説をお楽しみください」とコメントを寄せている。