フライヤー、 2021年ビジネス書ランキングTOP10を発表 、未来屋書店でフェア開催

2021年12月17日

1位は『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』

 

 ビジネス書などの要約サービス「flier(フライヤー)」を運営する株式会社フライヤーは12月16日、ユーザーの閲覧数に基づく「2021年最も読まれたビジネス書ランキング」を発表した。1位には『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 』(塚本亮著・明日香出版社)が選ばれた。また、イオングループの「未来屋書店」とコラボした連動書店フェアも開催する。

 

 同ランキングは、要約を公開している約2600冊の書籍の中から、同サービスの有料会員を対象に、2020年12月1日から21年11月30日までのスマホアプリおよびウェブのアクセス数(紹介書籍の要約閲覧数)を合算し、順位を決定した。

 

 1位に選ばれた『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 』は、20年5月31日までの上半期間でも1位になっており、年間でもトップに輝いた。

 

 著者の塚本氏は受賞に際し、「本書を通してたくさんの方に「すぐやる技術」のヒントをお届けできていること、そして長くみなさんに支持いただけていることをとても嬉しく思います。この度は本当にありがとうございます!」とコメントしている。

 

 同書は2017年に刊行し、現在発行部数30万部が目前のベストセラー。続く2位、3位の書籍も2017~18年刊行で、昨年の傾向と同様に、ランキングTOP10全体を既刊のロングセラーが上位を占める結果となった。

 

 フライヤー編集部は、「核となるユーザー層が30代の若手であることを考えると、ロングセラーがflierを通してきちんと若い世代にも届けられていることがわかる。2021年のランキングからは、コロナ禍から段々と日常を取り戻していく中で、『自分の殻を破りたい』、仕事にも人生にも前向きに取り組みたいという思いが現れているように感じる」と語っている。

 

 また、同ランキングの発表を記念し、「未来屋書店×flier フェア」と題して、イオングループの「未来屋書店」とコラボした書店フェアを開催。

 

 各店舗にフェア専用棚を特設し、ランクインした書籍の中から、両社がピックアップしたおすすめ書籍を紹介。POPのQRコードを読み取るだけで、4000字程度にまとめた各書籍の要約文を無料で「立ち読み」することもできる。フェアは2022年1月10日(月)から全国100店舗で順次開始し、3月9日(水)まで実施する。

 

Rank タイトル/著者/出版社 発行年
1位 「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 /塚本亮/明日香出版社 2017年
2位 学びを結果に変える アウトプット大全/樺沢紫苑/サンクチュアリ出版 2018年
3位 人生を変えるモーニングメソッド/ハル・エルロッド/大和書房 2017年
4位 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本/ひきたよしあき/大和出版 2019年
5位 本当の自由を手に入れる お金の大学/両@リベ大学長/朝日新聞出版 2020年
6位 1分で話せ/伊藤羊一/SBクリエイティブ 2018年
7位 科学がつきとめた「運のいい人」 /中野信子/サンマーク出版 2019年
8位 人は話し方が9割/永松茂久/すばる舎 2019年
9位 やめる時間術/尾石晴(ワーママはる)/実業之日本社 2021年
10位 AI分析でわかった トップ5%社員の習慣/越川慎司/ディスカヴァー・トゥエンティワン 2020年