10月25日発売予定、定価1760円（税込）
ＮＨＫ出版は９月13日、故・中村哲医師の証言録である新刊『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」』のカバーデザインを公開し、各書店での予約受付を始めた。同時に中村さんの自伝『天、共に在り』の重版を決定。同書は累計10万部を突破した。
10月25日発売予定の『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」～中村哲が本当に伝えたかったこと』は、２０１９年にアフガニスタンで亡くなった医師・中村哲さんの証言録。
中村さんが出演したＮＨＫ「ラジオ深夜便」の６番組から、インタビューに答えるその肉声を忠実に再現する。アフガニスタン復興支援に半生を捧げ、65万人の命をつないだ医師は何を語ったのか。書籍の発売まで２カ月を切り、ネット各書店などで、予約受付を始めた。
また、アフガニスタン情勢が連日ニュースとなっているが、その状況を深く理解するため、中村医師の言葉に再び注目が集まっているという。ＮＨＫ出版は、読者や書店からの多くのお問い合わせに対応し、中村哲医師の著書『天、共に在り』の増刷（20刷、累計10万５００部）を決定した。
さらに、担当編集者が本書制作時の中村医師とのやり取りを回想した寄稿文「中村哲さんとの思い出」も、ＮＨＫ出版ＷＥＢマガジン「本がひらく（https://nhkbook-hiraku.com/n/n58f84ead1aa2）」で公開中。「中村医師の実直な人柄がうかがい知れるエピソードも、ぜひご一読を」とＰＲしている。