ニュースパーク 「沖縄戦と新聞人」を開催

2020年8月11日

 ニュースパーク(日本新聞博物館)は8月4日から、ミニ展示「戦後75年 沖縄戦と新聞人」を開催している。同30日まで。

 

 言論の自由が保障されること、新聞・メディアが責任ある報道を行うことの大切さを、戦時統制期の紙面は教えてくれる。同館はこれまでも、常設展示や企画展示を通して、戦争と新聞について伝えてきた。

 

 今回は、Yahoo!ニュースの協力で、沖縄戦に焦点を当てる。Yahoo!ニュースは2015年、戦争の記録・記憶を100年後の世代に伝えるプロジェクト「未来に残す戦争の記憶」をスタートした。

 

 18年夏には、戦時中の地方紙の紙面や当時の資料、体験者の証言をもとに再編集したものを同本社で展示。19年夏からは同館と連携し、ミニ展示を開いた。

 

 1945年3月下旬から始まった沖縄戦は、地元紙「沖縄新報」の記者、朝日新聞や毎日新聞の特派員らが、壕の中で新聞を作り続けた。住民を巻き込んだ激しい戦闘のさなか、悲惨な光景を目の当たりにした新聞人たちは、どんな思いで取材し、何を伝えようとしていたのか―。当時の紙面や写真で紹介している。