米国アイズナー賞 『とんがり帽子のアトリエ』『ルーヴルの猫』に最優秀アジア作品賞

2020年7月28日

『Witch Hat Atelier』(『とんがり帽子のアトリエ』英語版)

 

 アメリカのマンガ賞「第32回ウィル・アイズナー コミック・インダストリー・アワード(アイズナー賞)」の授賞式が7月24日(現地時間)に開かれ、最優秀アジア作品賞を英語版の白浜鴎『とんがり帽子のアトリエ』(講談社)と松本大洋『ルーヴルの猫』(小学館)が受賞した。

 

『極主夫道』(新潮社)

 最優秀ユーモア賞は、おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社)に贈られた。同賞を日本人が受賞するのは田中政志『ゴン』以来で、22年ぶりの快挙となった。

 

 アイズナー賞は過去一年間で優れた業績、活動を残した国内外のコミック作品とアーティストを表彰する賞で、“コミック界のアカデミー賞”とも言われている。

 

 最優秀アジア作品賞は、アメリカで翻訳出版された海外コミック(アジア部門)の中で最も優秀な作品に贈られる賞。過去には手塚治虫氏や水木しげる氏などの作品が受賞している。