文化通信セミナー、独立系書店テーマに開催

2016年8月30日

 【九州】文化通信社は8月23日、福岡市の福岡県教科図書会議室で、文化通信メディアセミナー「ドイツやアメリカで独立系書店が元気な理由~激変する出版業界のこれからを考える」を開催し、書店32人、出版社9人、販売会社8人の49人が参加した。

 セミナーは、九州日販会の下部組織で書店の若手幹部の育成を目的とした「書店の未来を担う会」(未来担)と福岡県トーハン会の研修を兼ねており、文化通信社・星野渉編集長が毎年実施している海外ツアーで得た情報などを披露した=写真。なお、冒頭、8月15日に亡くなった福岡県書店商業組合・都渡正道理事長(菊竹金文堂)に対する黙祷を捧げた。

 会場を移しての懇親会には、九州日販会名誉会長のブックスあんとく・安徳寛会長や、今井書店・田江泰彦会長、福岡金文堂・山本太一郎会長(福岡県トーハン会会長)など33人が集い、ブックイン金進堂・長谷川功マネージャーが「今日のセミナーの教訓を生かし、独自のアイデアで魅力ある店舗を作り、ファンを確保して経営に反映させよう」と乾杯した。

 最後は、未来担の安徳紀美会長(ブックスあんとく)が「中小書店は厳しい状況にあるが、我々ももっと勉強して必ず生き残ろう」と中締めを行い、山本会長が博多伝統の「博多手1本」を入れ散会した。