文化通信社は、多種多様な事業に取り組んでいます。創業75周年を機にスタートした「活字文化フォーラム」「ふるさと新聞アワード」は5回目を迎えました。昨年は、オンラインコミュニティ「ほんのもり」を開設し、縁あって私設図書室「ほんのもり 駒込本家」もオープンする運びとなりました。「文化通信社セミナー」は、ほぼ毎月オンラインで実施し、年に4回は会場でも開催して好評を博しています。特別セミナー「トラック新法成立後の世界」はとくに業界の耳目を集めました。これからも文字・活字文化を推進するためにさまざまなチャレンジを続けていきます。【編集制作室】
第5回「活字文化フォーラム」
2025年8月26日、新聞や本など活字文化の推進について議論を交わす第5回「活字文化フォーラム」には、書店、出版社、販売会社、新聞社などメディア関係者約100人が参集しました。アメリカの書店事情に精通する大原ケイ氏の基調講演に続き、パネルディスカッションが行われました。

パネルディスカッションの様子。左から司会の南美希子氏、パネリストの齋藤健氏、山口寿一氏、大原ケイ氏
第5回「ふるさと新聞アワード」
2026年1月28日、全国の市町村単位を発行エリアとする地域紙の優れた記事と記者らを表彰する第5回「ふるさと新聞アワード」の贈呈式と懇親会を開催。最優秀賞を受賞した東濃新報社(岐阜県多治見市)をはじめ、優秀賞3社、準優秀賞10社、特別賞2社に記念の盾と賞金を贈りました。

受賞者と審査員らで記念撮影
『新聞人・出版人』2025-2026
毎年発行している『新聞人・出版人』は、新聞業界、出版業界、広告業界などで活躍する経営者や編集者らの人物像、経営哲学、業界観をまとめた有益な情報誌です。職歴だけではなく、趣味や近況、メッセージも寄せられているため、同誌をもとに会話が弾むと好評です。

ふるさと新聞ライブラリー
文化通信社内にある「ふるさと新聞ライブラリー」は、北は北海道稚内市の地域紙『日刊宗谷』から南は沖縄県石垣島市の地域紙『八重山毎日新聞』『八重山日報』まで、全国で発行されている地域紙や一部の地方紙、専門紙などが閲覧可能です(予約制)。

大きな窓のある明るいライブラリー。日本全国の新聞を読むことができる
オンラインコミュニティ「ほんのもり」
2025年6月8日、本や読書が好きな人たちがつながれる場所をつくりたいという思いから、「ほんのもり」を開設しました。好きなジャンルのトークルームで会員同士が情報交換したり、読書会で交流したり、本好き、読書好き同士が交流できる場を提供しています。

藤枝リュウジデザイン室による「ほんのもり」イメージビジュアル
私設図書室「ほんのもり 駒込本家」
2025年11月18日、「ほんのもり 駒込本家」を東京・豊島区にオープンしました。著名人が選書した本や絵本、サポーターと呼ばれる出版社や企業が選書した本など、書棚に並ぶ〝誰かのおすすめの書籍〟を自由に読むことのできる完全予約制の私設図書室です。風情ゆたかな古民家で、まるで森の中にいるようなハイレゾ音響とコーヒーの香りをお供に読書が楽しめます。

1960年に建てられた個人宅の離れを改装
ギフトブックカタログ『こどものための100冊』
2025年6月21日、子育て中の著名人や書店員らがおすすめする子どもの本100冊を掲載したカタログを15万部作成し、書店での配布や関連フェアを提案。主要保育園5社が運営する保育園と各地の幼稚園の子どもたちのほか、赤ちゃん本舗、図書館などを通じてパパ・ママに直接配布しています。

ギフトブックカタログ『読書のススメ』
2025年12月20日、『先輩の本棚』を改題した『読書のススメ』を発行しました。著名人と本のプロである書店員・図書館員らが選んだ、大切な人に読んでほしい書籍148冊のほか、読書の楽しさを広げたり、贈り物としての本の価値を高めるコンテンツも充実しています。

特別セミナー「トラック新法成立後の世界」
2026年1月29日、日本出版取次協会・近藤敏貴会長(トーハン)が基調講演し、出版産業が直面している状況と、今後の方向性について語りました。パネルディスカッションには、出版配送を担うカンダホールディングスの原島藤壽社長と、北海道でコンビニエンスストア(CVS)セイコーマートを展開するセコマの丸谷智保会長が登壇しました。

第2部のパネルディスカッション。左から文化通信社・星野、日本出版取次協会・近藤会長、セコマ・丸谷会長、カンダホールディングス・原島社長
通年イベント「文化通信社セミナー」
出版業界の最新トレンドや革新的な事業展開、業界キーパーソンの知見を共有する「文化通信社セミナー」は、オンラインを中心に年に18回開催し、このうち4回はリアル会場でも実施。セミナー後の懇親会では活発な情報交換をする姿が見られ、業界内外の方の有益な社交の場にもなっています。

リアル会場でセミナーを行う大垣書店代表取締役会長・大垣守弘氏(左)
