童心社『まいごのモリーとわにのかばん』 「絵本テキスト大賞」受賞作品を絵本化

2022年3月8日

 童心社は2月28日、第13回「絵本テキスト大賞」を受賞した新人作家・こまつのぶひささんの作品を絵本にした『まいごのモリーとわにのかばん』を刊行した。

 

『まいごのモリーとわにのかばん』=B5変型判/34㌻/定価1430円・税込み

 

 絵本テキスト大賞は、新しい絵本作家の発掘と育成、新しい絵本の出版を目指し、児童文学者協会と童心社が共催している。テキストのみを対象としたコンクールで、大賞に選ばれた絵本テキストには、著名な画家たちの絵のついた絵本になる。「Aグレード」が幼児3~5歳、「Bグレード」が幼年6~8歳向け。

 

 2020年に行われた第13回「絵本テキスト大賞」Bグレードで、大賞を受賞したのが『まいごのモリーとわにのかばん』。絵本作家の内田麟太郎さん、浜田桂子さん、児童文学作家の加藤純子さんら選考委員の満場一致で大賞に決定したという。

 

 大賞受賞作は、数多くの絵本を手がけてきたプロの画家の絵とともに絵本化され、童心社より出版されてきた。『まいごのモリーとわにのかばん』は、絵本作家のはたこうしろうさんが絵を手がけた。

 

 なお、今年4月から、第15回の募集をスタートする。応募締切は6月末。詳細は童心社または児童文学者協会ホームページまで。