2022年元日号ページ数 最多は今年も市民タイムス 新聞協会調べ

2022年1月24日

 日本新聞協会はこのほど、協会加盟各紙の2022年元日号(1月1日付)のページ数をまとめた。調査対象95紙のうち、最もページ数が多かったのは、昨年に引き続き市民タイムス(タブロイド紙)の144㌻。各紙のページ数の前年との増減をみると、増ページが16紙、減ページが31紙、増減なしが48紙だった。

 

新聞協会調べ、加盟紙の2022年元日のページ数のサムネイル

 

 昨年は調査対象紙が98社だったが、いわき民報、桐生タイムスが退会、米澤新聞が休刊した。今年の95紙の総ページ数(各社が対外的に公表しているページ数の合計)は7818㌻で、前年の8088㌻(98紙合計)より270㌻減った。

 

 前年より増ページだったのは、長野日報が12㌻増だったほか、毎日新聞(大阪)が8㌻増、沖縄タイムスが6㌻増。一方、減ページは新潟日報が16㌻減、日経新聞(東京、大阪、札幌、名古屋)が12㌻減など。

 

 120ページ以上の新聞は、前年と同じ4紙。琉球新報が128㌻、沖縄タイムスが126㌻、十勝毎日新聞が120㌻を発行した。

 

 また、スポーツ紙・専門紙・英字紙の元日号ページ数をみると、中日スポーツが48㌻で今年もページ数が最も多かった。

 

 スポーツ報知も44㌻、日刊スポーツ(東京)とスポーツニッポン(東京)はともに40㌻発行。そのほか、デイリースポーツ(東京)は36㌻、道新スポーツは34㌻、サンケイスポーツ(東京、大阪)は32㌻、東京中日スポーツは30㌻を発行した。

 

 新聞協会のまとめによると、1面トップはストレートニュースが34紙、連載・企画が43紙だった。在京6紙では、読売が米高速炉計画に日本が参加するとしたストレートニュース、朝日、毎日、日経、産経、東京は連載・企画だった。

 

 また、元日から3日かけての広告について、広告調査会社MRSの調査結果を紹介。在京6紙の元日と3日付の広告出稿量は、対前年度比1・0%増。カラー広告、全面広告が前年より増加。名刺広告は減少した。