有隣堂がYouTubeチャンネル開設 「デジタルビジネスへの第1弾」

2020年7月21日

YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」

 

 有隣堂はこのほど、YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」を開設した。本や雑誌、文房具の世界を有隣堂の社員やアルバイトが伝える番組で、商品の宣伝や広告としてではなく、「心から良いと思ったものだけを、こだわりをもって紹介」する。毎週火曜日正午に更新予定。

 

 同社では、今年2月からテスト期間として、「書店員つんどくの本棚」というYouTubeチャンネルを開設。この結果をもとに、新チャンネルを始めた。番組MCはオリジナルキャラクター「R.B.ブッコロー」(アール・ビー=Real Book=真の本、真の知を意味する)が担当。同社の社員とその子どもらが考案したという。

 

 同社はこれまでにも、「EC」「各種SNS」「店頭プロモーション」などを独自に展開しているが、今後はそれらのコンテンツを統一して運営することで、ブランディング、マーケティング、プロモーションにつなげていきたいとしている。「今回のYouTubeチャンネル開設は、そのようなデジタルビジネスへの第1弾として着手」するという方針を示す。

 

 

 今後、各種SNSとの連動、店頭サイネージでの活用、オンラインショップへのリンク、リアルイベントやオンライン企画などによるマネタイズといった「非店頭型新規事業を推進していくためのコアとなるコンテンツとなる」としている。