株式会社ピースオブケイク、「note株式会社」に社名変更

2020年4月7日

メインサービスと社名を統一、4月7日から「note株式会社」に変更

 

 メディアプラットフォーム「note」を運営する株式会社ピースオブケイクは4月7日、社名をnote株式会社に変更した。

 

 同社は4月6日、ビデオ会議ツール「Zoom」を使ってリモート記者会見を開き、2020年3月末時点でプラットフォーム「note」のMAU(月間アクティブユーザー)が4400万人を達成したと報告。合わせて、社名を4月7日付でメインサービスと同じ「note株式会社」に変更すると明かした。

 

 同社・加藤貞顕CEOは社名変更の背景について、「ピースオブケイクを設立したのは2011年で、まだ『note』がスタートしていなかった。そのため、会社名とメインのサービス名が異なっている状態だった。しかし、会社のメインサービスであり、今後本腰を入れていくのも『note』なので、4月7日からサービス名と社名を統一することにした」と説明。

 

月刊アクティブユーザー数4400万人、2019年から倍増

 

MAUは2019年から倍増し、4400万人に(2020年3月末現在)

投稿件数も増加傾向で、SNSだけなく検索サイトからの流入も増えた

 

 ピースオブケイクは2011年に設立され、2012年にコンテンツ配信サイト「cakes」をリリース、2014年にメディアプラットフォーム「note」がスタートした。今年でサービス開始から6周年を迎えた「note」は、サークルやストアといった機能も追加した。MAU2000万人を超えた2019年9月末から半年で利用者がさらに倍増。2019年3月から法人向けにnote proもはじめたことで、企業の利用も激増しているという。

 

ドメイン移行で検索サイトからの流入増加

 

「note.mu」から「note.com」にドメイン移行(2019年11月25日)

 

 同社・深津貴之CXOは「この1年で検索サイトからの流入がすごく伸びた。SNSからの流入も増えているが、比率としては検索サイト4割、SNS3割で、残りがその他からとなっており、健全なバランスを維持している」と述べた。

 

 検索サイトから流入が増加した要因としては、2019年11月25日にウェブサイトのアドレスを「note.mu」から「note.com」に変更し、ドメインを移行したことが大きく、検索トラフィックは2・3倍に増加した 。

 

【鷲尾昴】