熊本県南部の人吉市をエリアにする地域紙である人吉新聞社・石蔵尚之社長に、今回の震災被害や新聞発行への影響、周辺の状況などについて聞いた。
「人吉市は震度5弱で2016年の熊本地震より揺れは大きかったが、商店の棚から商品が散乱するといったことはあったものの、大きな被害は報告されていない。ただ、余震が続いており、水道の断水や水圧低下などが発生している。10年前と同じようにこの後、本震が起こるのではないかという不安もある。
高速道路が寸断され、復旧には時間がかかりそうだ。熊本方面への移動が難しくなっている。物流が停滞し、郵便や宅配便も配達中止になった。一部のスタンドではレギュラーガソリンの提供をやめたり、スーパーでは水やパンがなくなった。
新聞の発行には問題がなく、翌日の配達にも影響はなかった。ただ、郵便が使えないため、市外の読者への郵送はできないことからホームページで社告した。震災被害などの取材はほぼ終えて、今後は生活情報を中心に報じていく。
今後は、南部に伸びた断層が動いていないので、この地域の断層にズレが発生すると人吉市への影響が大きいのではないかと心配している」
