文化通信社は、新聞社や出版社などメディア企業が記事・コンテンツを相互に利活用するこれまでにない新たなプラットフォーム「MediaLink」を11月29日にオープンする。同社はサービスへの登録を呼び掛けるとともに、オンライン説明会を開催している。
「MediaLink」は、全国の新聞、雑誌、書籍、地域紙、情報誌、Webメディアなどが、コンテンツを相互に有料で利活用しあうクローズドサイト。参加するメディア企業が記事・コンテンツをサイトに登録し、それを購入して自社の紙面やサイトに掲載することができる。同サービスを通して、メディア企業が生み出すコンテンツの価値を高めるとともに、参加企業の新たな収益源となることを目指す。
参加するメディア企業が同サービスに記事や画像などを投稿すると、サイト上で検索することが可能になり、あわせて新着情報のメールマガジンで他の参加企業に通知する。これらの情報から気に入った記事・コンテンツを見つけ、購入して自社媒体に掲載することができる。その際、記事の販売価格や著作権処理などについて交渉を行う機能も備えている。
「MediaLink」が対象にするのは、事件や事故といった時事ネタではなく、文化、歴史、芸能、人物、食、旅など、空間的にも時間的にも広く読まれるコンテンツが中心。また、出版物やサービスの紹介記事を投稿することでプロモーションに活用することも可能。さらに、今後は投稿された記事・コンテンツを提供側が掲載料金を支払う広告機能の搭載も予定している。
参加費用はサービス登録時に初期登録料1万円がかかるほかは、記事・コンテンツの売買成立時に提供企業がシステム使用料(販売金額の10%・最低額3000円)を負担するのみ。
「MediaLink」についての問い合わせと説明会への参加申し込みは文化通信社「MediaLink」事務局まで。電話=03(5217)7730/メール=info@media-link.jp
今後のオンライン説明会の日程は11月28日14時から。このほかも希望があれば随時開催する。