出版科研 2月期書籍・雑誌販売額3.5%減 コミックスの不振続く

2024年3月27日

 出版科学研究所の「出版指標マンスリー・レポート」3月号によると、2月期の書籍・雑誌推定販売金額は前年同月比3.5%減の963億2400万円だった。内訳は書籍が同1.1%減の627億600万円、雑誌は同7.6%減の336億1800万円と雑誌の厳しさが続いている。

 

出版科研データのサムネイル

 

 書籍はうるう年で1日多かった影響や文芸書の好調もあり減少は小幅にとどまった。書店店頭売上では約4%増と好調で、うるう日を除いても前年を上回っているという。

 

 一方、雑誌は定期誌が約1%減、コミックスが約15%減とコミックスが不振で、コミックスを含む月刊誌の返品率は5カ月連続で悪化している。出版科研は同レポートで「コミックスから読者が離れているのか、それとも電子に流れているのか、注意深く見ていく必要がありそうだ」と指摘している。

 

 書籍の推定販売部数は4726万冊、同2.1%減、金額返品率は前年同月と同じ31.0%。新刊点数は同7.0%増の5385点、新刊の推定発行部数は同1.9%減の2185万冊。新刊平均価格は同0.7%増の1262円。既刊も含めた出回り部数は同2.1%減の7023万冊、出回り平均価格は同0.9%増の1294円だった。

 

 月刊誌の推定販売金額は同8.0%減の280億6400万円、推定販売部数は同13.3%減の3669万冊、金額返品率は同1.6ポイント増の41.5%。週刊誌の推定販売金額は同5.1%減の55億5400万円、推定販売部数は同9.5%減の1283万冊、金額返品率は同1.1ポイント増の48.4%。