三洋堂書店「でら文芸」 大賞は青山氏の『木曜日にはココアを』に

2022年9月20日

 

 

 三洋堂ホールディングスの子会社、三洋堂書店(本社・名古屋市)は9月14日、三洋堂書店文庫アワード第1回「でら文芸~でら面白い文芸はこれだがね~」の結果を発表した。「東海ご当地部門」の1位には『木曜日にはココアを』(著者・青山美智子氏、宝島社)が、「傑作掘り起こし部門」1位に『派遣社員あすみの家計簿』(著者・青木祐子氏、小学館)がそれぞれ選ばれた。

 

 「でら文芸」の文庫ノミネート作品の選定基準は、過去一年間に出版された新刊、過去一年間に重版がかかった掘り起こし作品の2つ。今年7月11日から8月7日まで、三洋堂グループ各店の店頭に設置した投票ボード、または三洋堂書店公式ツイッターアカウントで投票を受け付けた。

 

 最終結果の発表にあわせて、三洋堂書店では順次、「でら文芸」東海ご当地部門、傑作掘り起こし部門の各1位から3位の作品を集めたフェアを、全75店舗の店頭で開催する。

 

▼東海ご当地部門
 ▽1位=『木曜日にはココアを』(青山美智子氏、宝島社)
 ▽2位=『忍者だけど、OLやってます』(橘もも氏、双葉社)
 ▽3位=『発注いただきました!』(朝井リョウ氏、集英社)

 

▼傑作掘り起こし部門
 ▽1位=『派遣社員あすみの家計簿』(青木祐子氏、小学館)
 ▽2位=『九度目の十八歳を迎えた君と』(浅倉秋成氏、東京創元社)
 ▽3位=『彼女の家計簿』(原田ひ香氏、光文社)