日本医書出版協会が創立60周年で年史刊行 「絆」の大切さを再認識

2021年6月25日
210625日本医書出版協会60年史のサムネイル

『日本医書出版協会60年史―ゆるぎない会員社の絆』

 

 一般社団法人日本医書出版協会(JMPA)はこのほど、創立60周年を記念して『日本医書出版協会60年史―ゆるぎない会員社の絆』を刊行した。

 

 同協会は医学・医療の専門出版社で構成する出版団体で会員社は28社。目録の刊行、販路の確保、著作権の啓蒙、出版のデジタル化などに取り組んでいる。1961年に出版社19社で創立され、今年3月18日に60周年を迎えた。

 

 年史はA4変型判、64ページ、オールカラー。金原俊代表理事(医学書院)が編集長を務める編集委員会で編纂した。同協会の沿革から、初代世話人代表・金原作輔(金原出版)に始まる歴代の代表者、役員・委員長、総務委員会、著作・出版権委員会、PR委員会、販売委員会、電子出版委員会の各委員会活動、会員社を紹介。そして総会や書店への認定書授与式、セミナー・国際会議、式典などの写真を収録している。

 

 冒頭のあいさつ文で金原代表理事は、コロナ禍で活動が制限され会員間の絆が薄れる懸念もあるなかで、「今こそ当協会の足跡を振り返って『絆』の大切さを再認識する時であり、会員社の未来にとってそれは欠かせないと考え、本書を発行する」と刊行の趣旨を述べている。