北海道組合、志賀健一理事長が辞任 久住邦晴氏が理事長に

2007年4月18日

 【札幌】北海道書店商業組合の定例理事会が4月17日、札幌市北区の組合事務局会議室で開かれ、志賀健一理事長(旭川富貴堂)の退任と、久住邦晴氏(久住書房・札幌)の新理事長就任を決めた。

 

 理事会では志賀理事長から辞任の話しが切り出され、後任に久住副理事長を推薦、出席した理事15人全員の満場一致で承認された。

 

 志賀氏は00年8月から岩本収氏の後を受け理事長に就任、6年8カ月にわたり道組合発展に貢献、日書連副会長としても情報化推進面などで活躍した。辞任は志賀氏が経営する会社が破綻し、その影響が書店に及ぶことを避けるため、書店経営から退いたことによるもの。

 

 北海道枠として残る久住新理事長の日書連副会長職兼務については今のところ未定。

 

 一連の動きを踏まえ久住新理事長は、「小粒で力も能力もないが、町の本屋が苦境に陥っている時代なので、引き受けた以上、組合活動が個々の書店の助けになるよう身の丈にあった活動を各理事と相談しながらやっていきたい」と決意を示した。