【つぶや記】文化通信2021年11月30日付

2021年11月30日

 当社に併設する「 ふるさと新聞ライブラリー」には、地域紙が80 紙ほど届いている。特に出版業界の人は「地域紙?」と思うかもしれない。一般に呼ばれる地方紙は、主に県紙のこと。地域紙はそれより狭い市町村を発行エリアにしている。

 

 載っているニュースは当然〝おらがまち〟の話題。「外の人が読んでも…」と思うだろうが、それがけっこう面白い。地域の中だけで埋もれてしまうのは、もったいない。ということで、彼らの記事を表彰する「ふるさと新聞アワード」を創設した。

 

 各賞を選んだのは5人の著名な外部審査員。先週末、都内で表彰式を開催し、審査員の一人、小山薫堂さんもメッセージを寄せてくれた。疑問、興味、好奇心を原動力に取材を進めていく記者の姿にとても感心し、アドバイスや創作のヒントになったという。「来年からもこの取り組みがより広まり、多くの人に知れわたることを祈念している」。ありがたい言葉だ。    

 

【増田】