【つぶや記】文化通信2020年11月16日付

2020年11月16日

 「米大統領選2020」の模様は日本でも大きく取り上げられている。バイデン氏の勝利が確実視され、大勢は決したとの報道が目立つ。一方、現職のトランプ大統領は、郵便投票をめぐる訴訟を起こし、法廷闘争の構えだ。

 

 候補の人柄・品格・政策などよりも、私が大きく興味を寄せるのは郵便投票という制度だ。郵便投票のデメリットは、不信感を持たれやすく、その払拭も容易ならざることである。投票用紙に触れる人間が多ければ多いほど不正の機会は生まれる。ゆえに「有権者が投票所に行き、自ら投票をする」のが選挙の大原則だ。

 

 ところが、郵便は無数の人間が介在する送達システム。不信と分断を招くことを思えば、日本のように身障者など、例外的な投票方法として運用するのが適切だ。たとえコロナ禍であっても。

【鷲尾】

 


 

 新語・流行語大賞のノミネート語30 が先日、発表になり新型コロナウイルス関連が多く候補に選ばれた。初めての緊急事態宣言が発せられ、外出自粛など当時に比べれば、ゆるくなってきたが海外での二度目のロックダウン、国内ではクラスターが発生したという報道や第3波警戒といったニュースが相次ぐ。その一方で、インフルエンザは今のところ下火の様相を呈している。

 

 コロナ禍で初めての年末年始を迎えるが、先日取引先の方から、「これまでは複数回耳にする噂に、本当のところどうなんだろう」と疑問に思い、業界内の人と情報交換などしていたが、その噂自体も入らなくなったと話していた。

 

 人と会えば雑多な話題が入って来たがそれ自体もなく、密を避けるソーシャルディスタンスと共に人間関係も疎遠になりがちだ。

【清水】