【つぶや記】文化通信2020年8月10日付

2020年8月10日

 以前、小欄で「年々、お会いする取材相手や読者が自分より年下が増え、自身の『老い』を感じる」とし、「引き際の美学」的なことを書いた。最近、家電量販店のノジマが80歳まで勤務可能な制度を設けたことが報じられた。称賛される一方、「若者の働き口をシュリンクさせる」など賛否あるようだが、「もう少し働いてもバチは当たらないかな」と思えるニュースだった。

 

 長年、電化製品は同じ店で同じ担当者から購入していたが、2年前に再雇用期間が終了し、引退された。簡潔明瞭な商品説明に加え、値引き交渉も丁寧に応じてくれる。

 

 冷蔵庫が古くなってきた。個人的にはノジマのニュースをきっかけに復帰してほしいが、コロナ禍で就職活動の難航が予想される現況を考えれば、若者に席を空けておくべきだろうか。

【堀】

 


 

 土、日は料理当番だ。朝は息子が好きなホットサンド、昼はスパゲティやチャーハン、夜はお酒も摂取したいのでミニパーティものが多い。先日はタコ焼き機を使ったアヒージョ。カルディで手ごろな白ワインを買い、いざ準備。

 

 ベースはオリーブオイル、みじん切りにしたニンニク、ベーコン、アンチョビ。その中にマッシュルームやパブリカ、エビ、タコ、アボガドなど好き勝手に放り込む。食べるときは口蓋を火傷するので注意が必要。カリカリに焼いたパンに乗せて、ひたすら食べる。最後に残った油をすべてフライパンに流し込み、茹でたパスタと絡める。これが食べたくて、アヒージョを作っていると言ってもいい。

 

 これからの季節、冷めてもおいしいラタトゥイユを作りたいが、息子から不評だったのでもう作らない。

【山口】