日本文学振興会は1月14日、第174回芥川龍之介賞と第174回直木三十五賞の選考委員会を都内で開き、芥川賞は鳥山まこと氏「時の家」(『群像』8月号)と畠山丑雄氏「叫び」(『新潮』12月号)に、直木賞は嶋津輝氏『カフェーの帰り道』(東京創元社)に決定した。
鳥山氏は1992年生まれ。京都府立大学卒業、九州大学大学院修士課程修了。2023年「あるもの」(三田文學春季号)で第29回三田文學新人賞を受賞しデビュー。24年「欲求アレルギー」(三田文學春季号)、「アウトライン」(群像11月号)、25年「辿る街の青い模様」(『駅と旅』東京創元社刊所収)。「時の家」は第47回野間文芸新人賞受賞、単行本は25年講談社刊。
畠山氏は1992年生まれ。京都大学文学部卒。2015年「地の底の記憶」(『文藝』冬季号、単行本は15年河出書房新社刊)で第52回文藝賞を受賞してデビュー。24年『改元』(石原書房刊=第38回三島由紀夫賞候補)。
嶋津氏は1969年生まれ。2016年「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を受賞。19年、受賞作を収めた『スナック墓場』でデビュー。18年「ラインのふたり」(アンソロジー『女ともだち』文春文庫刊所収)。19年『スナック墓場』(文藝春秋、文庫化に際し『駐車場のねこ』に改題)、21年「猫とビデオテープ」(アンソロジー『猫はわかっている』文春文庫刊所収)、23年「漂泊の道」(アンソロジー『私たちの特別な一日』創元文芸文庫刊所収)、23年『襷がけの二人』(文藝春秋=第170回直木賞候補)、25年『カフェーの帰り道』(東京創元社)。
