光和コンピューター IT導入補助金の支援事業者に採択

2025年6月19日

 光和コンピューターはこのほど中小企業庁の「サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金」(IT導入補助金)のIT導入支援者に採択され、電子書籍の売上や印税の管理システム「PUBNAVI」のツール登録を完了した。その他ツールも順次登録を予定している。

 

 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者などの労働生産性の向上を目的として、デジタル化やDXなどに向けたITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金。2025年度事業では、最低賃金引上げへの対応促進に向けて最低賃金に近い事業者の補助率を増加。IT活用の定着を促す導入後の”活用支援”の対象化やセキュリティ対策支援を強化した。

 

 補助⾦申請者(中小企業・小規模事業者等)は、IT導入補助金事務局に登録された「IT導入支援事業者」(ITツールを提供するベンダー)からのサポートを受けて申請する。

 

 「通常枠」、「複数社連携IT導入枠」、「インボイス枠」、「セキュリティ対策推進枠」があり、通常枠はソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)と、導入関連費(オプション)として機能拡張やデータ連携ツールの導入、セキュリティ対策実施に係る費用、導入関連費(役務の提供)として導入・活用コンサルティング、導入設定・マニュアル作成・導入研修、保守サポートに係る費用が対象。

 

 通常枠の補助額はITツールの業務プロセスが1~3つまでは5万円~150万円、4つ以上は150万円~450万円。補助率は中小企業が2分の1、最低賃金に近い事業者(3か⽉以上地域別最低賃⾦+50円以内で雇用している従業員が全従業員の30%以上の事業者)は3分の2。

 

 通常枠の1次、2次の締め切りは終了しており、次の3次締切日は7月18日17時、4次締切日は8月20日17時となっている。

 

 経済産業省がとりまとめた「書店活性化プラン」の中でも、「店舗における業務効率化やDXに資するPOSシステムや受発注システムの導入においては、令和6年度補正予算『IT導入補助金』による支援を行う」ことを明記している。