アマゾン Kindle ダイレクト・パブリッシングで紙書籍出版を開始

2021年10月21日

 アマゾンジャパンは10月19日から、個人著者がKindleストアで本を出版できるサービス「Kindle ダイレクト・パブリッシング(以下、KDP)」において、紙書籍の出版サービスを開始した。著者は販売価格を自分で設定でき、紙書籍で60%、電子書籍で最大70%のロイヤリティを受け取ることができる。

 

 KDPでは、マンガを含むすべてのジャンルの電子書籍と紙書籍を初期費用なしで出版できる。また、KDPの紙書籍出版では注文に応じて印刷を行うため、著者が在庫を抱える必要がない。出版された紙書籍は日本のほか、英国、オーストラリア、カナダ、米国、ヨーロッパのAmazonで購入可能。

 

 今回のサービス開始にあたって、アマゾンジャパン合同会社書籍事業本部ジェネラルマネージャーのエイミー・ワース氏は「本サービスの発表により、日本の著者が紙書籍で多くの読者に作品を届けられるようになること、また読者がより多くの作品を楽しめるようになることを大変嬉しく思っている」とコメントを寄せた。