【AI文字起こし特集】フォトロン「TRASC」 アジャイル開発で次々と実装 編集、執筆作業の効率化にも最適

2021年10月1日

 

 株式会社フォトロンが提供するAI文字起こしサービス「TRASC」は、ユーザーの意見を取り入れ、自社の開発チームによって迅速に機能改善する素早さが強みだ。記者や編集者のユーザーも多いことから、編集や執筆業務に活用できる機能も多く実装されている。

 

サービス開始時から柱となる3つの特徴

 

 2019年12月より提供開始した同サービスはオープン時より3つの特徴を持つ。1つ目は高い日本語認識率。エンジンには複数社を検討調査した中で、もっとも自然言語の解析に優れたものを採用している。また、日本語以外にも8言語の文字起こしと、11言語への翻訳もできる。

 

 2つ目は高速処理だ。アップロードした音声ファイルの約半分の時間でAI解析、テキスト出力が完了する。大量かつ精度の高い処理が求められる場面で活躍するという。

 

 3つ目はリーズナブルな料金体系。同サービスの利用には初期費用や、月額などの固定費はかからず、3分110円(税込)の完全な従量課金制だ。法人だけでなく個人での契約も可能。スポット的な使い方も出来るため、幅広いシーンで活用されている。また、音声データは学習には使われず、ユーザーの意思で消去ができる。

 

ユーザーの意見が素早く反映される機能改善

 

 「TRASC」のさらなる特徴は、機能の追加や改善のスピード感だ。自社開発チームがいることで、スムーズかつ迅速に対応可能。定例的にユーザーインタビューや開発会議を行うことでコンスタントに意見や要望を取り入れながら、サービスを進化させている。

 

 9月に実装される最新機能としては、「倍速再生」「秒数スキップ」「テキストシンク」「一斉置換」などいずれも編集エリアで直接実行できる機能を実装。これらは、現在サービスを使用している記者や編集者からも多く要望が上がっており、今回いち早く取り入れたという。

 

 また、10月以降も2つの音声ファイルを合成して、テキストの発話者を指定することのできる合成モードの実装を予定するなど、常にユーザーが求める改善を施している。

 

テキストシンクや倍速再生、秒数スキップ機能が実装された編集画面(画面は開発中のもの)

 

文字起こしの前後の業務も手厚くサポート

 

 また、同社では9月から対面録音マイク「ピアボイス」の貸出、販売も開始した。ピアボイスは2〜4名の会議や取材に適したマイクで、ノイズ除去と指向性マイクによる収録音質の向上や、USBでPCと接続するだけで簡単に使えるという特徴がある。通常のICレコーダーよりも格段に高い文字起こし精度や、ステレオ入力でLとR、インタビュアーとインタビュイー2人に分けた音声ファイルを同時に収録することも可能で、文字起こしに欠かせない取材時の音声ファイル生成クオリティを大きく向上することができる。

 

 同社プロダクトマネージャーの高橋宏明氏は今後もアップデートを重ねる中で、ピアボイスの提供や編集エリアの改善をすることにより、文字起こしだけでなくその前後にある取材や執筆などのワークフローもサポートしていきたいと話す。

 

オプションとして購入・レンタルが可能なマイク「ピアボイス」

 


《問い合わせ先》
株式会社フォトロン
事業開発室 西岡・高橋
電 話:03-4360-3219
メール:trasc-sales@photron.co.jp
サービスLP:https://www.trasc.jp/

 

 

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    高橋宏明氏


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