日販・トーハン 雑誌物流拠点統合は11月から段階的に実施

2020年10月5日

 大手出版取次の日本出版販売(日販)とトーハンは10月5日、雑誌返品業務の物流拠点統合のスケジュールを発表した。2020年11月から、トーハン東京ロジスティックスセンターで行っていた雑誌返品業務を、日販グループの出版共同流通蓮田センターで段階的に実施していく。

 

 蓮田センターで作業するトーハンの業量を段階的に増加させるため、第1回は業量25%を11月16日到着分から、第2回は業量 50%を21年1月18日 到着分から、第3回は業量100%を同2月15日 到着分から予定している。

 

 両社は今後、書籍返品業務、書籍新刊送品業務、雑誌送品業務についても、引き続き協業の検討を進め、物流作業の効率化を通じて、将来に向けて持続可能な出版流通網の再構築を目指す。

 

 出版共同流通は02年に出版取次5社、出版社2社の共同出資により設立された会社。現在は、日本出版販売、楽天ブックスネットワーク(旧大阪屋栗田)、日教販の返品業務を受託している。

 

【拠点概要】

 

▽出版共同流通㈱蓮田センター(日販グループ)
 〒349-0131 埼玉県蓮田市根金1464-1

 

▽東京ロジスティックスセンター(トーハン)
 〒347-0014 埼玉県加須市川口4-13

 

 

日販とトーハン 雑誌返品処理の物流拠点統合へ