トーハン 2020年度版『書店経営の実態』刊行中止

2020年8月24日

画像はトーハンのホームページから

 

 トーハンは8月24日、今秋に予定していた2020年度版『書店経営の実態』の刊行を中止すると発表した。

 

 同社は刊行中止の理由について、新型コロナウイルスの感染拡大が書店の経営環境にも大きな影響を及ぼしているとしたうえで、「検討を重ねてきたが、調査協力店(約600店)においてもコロナによる影響の現れ方が一様でなく、書店経営の参考資料としての利用にたえる適切な指標の算出は、現時点では困難であるとの結論に至った」と説明している。次年度版は状況の推移を見極めつつ刊行を前提に準備を進める予定。