【購読料改定】山陽新聞が購読料改定 3月から朝刊3400円に

2020年2月26日

 山陽新聞社は3月1日から、山陽新聞本紙の月ぎめ購読料(税込み)を朝刊3093円から3400円に、朝夕刊セットは4037円から4400円にそれぞれ改定する。2月17日付で社告した。

 

 それによると、新聞本体価格の改定は1994年1月以来26年ぶり。その間、消費税率の引き上げに伴い、増税額のみを購読料に2度転嫁したが、本体価格は据え置いてきた。

 

 しかし、「四半世紀が経過し新聞用紙代やインキ代などの製作経費、輸送コストが上昇して経営を圧迫。販売所も人件費上昇などに直面し、戸別配達網の維持が困難になりつつある」としたうえで、「こうした状況に、経費節減などの経営合理化だけでは対処しきれず、購読料改定をお願いせざるを得ないと判断した」と理解を求めている。

 

 なお、1部売り(税込み)は朝刊150円(現行130円)、夕刊55円(同50円)とする。本紙とセットで購読できる会員制電子版「山陽新聞デジタル」はプラス385円(税込み)で据え置くとしている。