ベンチャー 大阪で育成 読売大阪本社と阪急など6社

2019年7月10日

ベンチャー支援プログラムの流れ

 【関西】読売新聞大阪本社は6月24日、阪急電鉄やJR西日本イノベーションズなど6社とともに、世界から有望なベンチャー(新興企業)を選抜・育成する事業「スタートアップブートキャンプ・スケール・大阪」(SBC大阪)を始めたと発表した。ベンチャー支援大手の英レインメイキンググループとの共同事業。新産業の創出や地域の活性化につなげるほか、協業などを通して自社のビジネスも強化したい考えだ。


 6社はほかに、さくらインターネット、電通、日本たばこ産業、三井住友銀行。初年度は「次世代都市と未来の暮らし」をテーマに、世界で700社超の支援実績があるレイン社が300社以上を募り、10社を選抜。読売新聞大阪本社と6社はパートナー企業として、選抜にかかわり、それぞれが持つノウハウを提供したり、実証実験をしたりして成長を後押しする。


 記者会見したレインメイキングイノベーションジャパンのジョシュア・フラネリー代表は、「大阪はビジネスに必要な経費が東京の3分の2で、交通の便も良い。率直にモノを言う土地柄も、海外の起業家にとって魅力だ」と話した。


 大阪や関西をベンチャーの国際的な拠点に発展させることは、地域間競争の観点からも重要性が高まっている。SBC大阪は、関西経済同友会と関西経済連合会、日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部が後援し、大阪府、大阪市、大阪商工会議所が協力する。


 吉村洋文・大阪府知事は「大阪産業の成長に大きなチャンス。革新的なビジネスモデルが創られ、大きな成果が生み出されることを期待する」とのコメントを発表した。