かこさとし氏による伝記集『新版 科学者の目』を復刊

2019年7月10日

 童心社は7月12日、かこさとし文・絵『新版 科学者の目』を刊行した。


 同書は、1969~70年にかけて、朝日新聞日曜版に連載した古今東西の科学者41人の伝記集。科学絵本のパイオニアであり工学博士でもあったかこ氏の視点で、科学者の功績だけではなく研究の発想や着眼点、研究に向かう姿勢や態度などにも焦点を当てて紹介している。科学者のポートレートは、すべてかこ氏によるもの。


 底本となった単行本は74年に刊行。79年にはフォア文庫として刊行したが、その後休版となった。


 新版として刊行するにあたり、”42人目の科学者”として、かこ氏の長女で加古総合研究所の鈴木万里さんがかこ氏について書いている。


 また、巻末の「科学技術史略年表」を最新のものへと更新している。


 同社販売部・花島文奈さんは、「休版となった後も、復刊を望む声は多く寄せられていました。巡回展が行われるなど、かこさんの作品が改めて注目されている今、装丁も新たに刊行することになりました。かこさんが残した『真の科学者とはどうあるべきか』という問いかけは、現代においてもとても重要なものだと思います」と話している。

□A5判/199㌻/本体1400円