アマゾンJ、ハリポタの予約7万3千に 4億5000万円の著者

2008年7月4日

 アマゾンジャパンは7月3日、東京・港区のホテルオークラ東京で、「ハリー・ポッターと死の秘宝」発売を記念してAmazonが落札した世界に7冊しかないJ・K・ローリング氏手作り本「吟遊詩人ビードルの物語(The Tales of Beedle the Bard)」日本初公開に伴う記者発表会を行い、募集していた川柳&動画コンテストの大賞を発表。また同日12時現在の「ハリー・ポッターと死の秘宝」の予約数が7万3730冊であることを明らかにした。

 

 ジャスパー・チャン社長は「10年間でアマゾンが世界で発売したハリー・ポッターシリーズは1200万冊になった。現在『ハリー・ポッターと死の秘宝』の予約を受け付けているが、予約された方、全国のハリー・ポッターファンに楽しんでもらえるよう様々な計画を用意している」と述べた。

 

 書籍事業本部・渡部一文統括事業本部長が、「吟遊詩人ビードルの物語」について説明。ローリングス氏の手書き文章とイラストで綴った157pp.の手作り本で、世界に7冊しかなく、そのうち1冊が昨年12月にロンドンのサザビーズのオークションで同社が約4億5000万円で落札した。ユーザーからの要望で最終巻発売に合わせて同書の来日が実現したという。

 

 また、予約特典として①10組20人を「吟遊詩人ビードルの物語」の中身が見られる会に招待(22日予約分まで)②発売当日配送(15日予約分まで)③オリジナルブックカバー全員プレゼント(22日予約分まで)を行うことを報告。

 

 さらに、予約数は7万3730冊と公表するとともに、予約数は同日からサイト上で1時間ごとの更新で公開すること明らかにした。

 

 また関連予定として「23日の発売に合わせて、東京・関西地区で一般公開のイベントを予定している。また、中身についてはレビュー日本語版をサイト上で公開する」と述べた。

 

 続いて、募集していた川柳&動画コンテストの入賞発表があり、川柳部門は大賞、優秀賞2点、審査員特別賞が発表され、「アクシオ!と トイレの中で 紙を呼ぶ」のみーけん氏に大賞が贈られた。動画部門は該当者がなかった。

 

 この後、「吟遊詩人ビードルの物語」がガードマンに守られて登場、フォトセッションとなった。