2022年本屋大賞受賞! 逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』

2022年4月11日

株式会社 早川書房
「2022年本屋大賞」大賞受賞作に、逢坂冬馬(あいさか・とうま)『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房刊)が選ばれました。


株式会社早川書房より2021年11月17日に刊行した逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』は発売前からSNSで多くの書店員が絶賛し、プロの作家・書評家からも高く評価され、この度「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 2022年本屋大賞」大賞受賞作に選ばれました。
デビュー作での受賞は2009年の湊かなえ『告白』以来、デビューして5カ月という最速での快挙達成となりました。

【4月6日発表会の様子】


2021年
8月3日 『同志少女よ、敵を撃て』が第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞
11月17日 『同志少女よ、敵を撃て』発売・初版3万部
12月17日 第166回直木賞候補作に
12月24日 「キノベス!2022」 紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30 第1位に選出
2022年
1月20日 2022年本屋大賞ノミネート作に
2月1日 第9回高校生直木賞候補作に
3月4日 11万部突破
4月6日 2022年本屋大賞受賞

著者略歴
逢坂冬馬(あいさか とうま)
1985年10月8日、埼玉県所沢市生まれ。3歳の時に横浜に引っ越し、同地で育つ。明治学院大学国際学部国際学科卒。本書で、第11回アガサ・クリスティー賞を受賞しデビュー。刊行後1か月で第166回直木賞候補となる。2022年4月に本屋大賞受賞。埼玉県さいたま市在住。

あらすじ
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?

推薦コメント
浅田次郎(作家)
とうてい新人の手とは思えなかった。まず、文章表現には不利な戦闘シーンの描写がうまい。これは想像力と語彙の豊かさによってもたらされているのだが、だとすると作者は天賦の才を与えられている。
(「オール讀物」3・4月号より)

北上次郎(書評家)
アクションの緊度、迫力、構成のうまさは只事ではない。

桐野夏生(作家)
これは武勇伝ではない。狙撃兵となった少女が何かを喪い、何かを得る物語である。

鴻巣友季子(翻訳家)
復讐心に始まった物語は、隊員同士のシスターフッドも描きつつ壮大な展開を見せる。胸アツ。

小島秀夫(ゲームクリエイター)
多くの人に読んで欲しい!ではなく、多くの人が目撃することになる間違いなしの傑作!

為末大(スポーツコメンテーター)
今だからこそなおさら読むべき本。一人の少女の視点を通して、戦争が人を壊していく様子がものすごい熱量で描かれている。人間とはなんなのか。敵と味方とは。この本を読んだあと、今の世界の姿が変わって見えた

法月綸太郎(作家)
衝撃的な結末にこの物語のすべてが詰まっている。

三浦しをん(作家)
戦争は女の顔はもちろんのこと、男を含めたあらゆる性別の顔もしておらず、つまり人間の顔をしていないのだという事実を物語ろうとする、その志の高さに感服した
(「オール讀物」3・4月号より)

書誌情報
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』
発売日2021年11月17日
四六判並製
496ページ
定価 2090円(税込)
イラスト 雪下まゆ
初版部数 30,000部
累計発行部数 371,000部 (紙:20刷360,000部、電子書籍:11,000DL)

早川書房 https://www.hayakawa-online.co.jp/
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