角川武蔵野ミュージアムに “結界” が出現!「アマビエ・プロジェクト」ついにファイナル!

2021年10月11日
株式会社KADOKAWA
公益財団法人 角川文化振興財団(所在地:東京都千代田区、理事長:角川歴彦、以下 角川文化振興財団)は、 「ところざわサクラタウン」内、「角川武蔵野ミュージアム」にて、2020年11月より現代美術家による意欲的で画期的な展示プロジェクト「アマビエ・プロジェクト~コロナ時代のアマビエ~」を展開してきました。この度、その最後を飾る第6弾のアーティスト・大小島真木による、生と死のはざまを大規模なインスタレーション作品で表現した ≪綻びの螺旋≫ の展示を10月8日よりスタートいたしました。


《マンダラージュ MANDALĀJU》(左)《環世界群 Umwelts》(右) (C) 2021 Maki Ohkojima Courtesy of Kadokawa Culture Museum Photo by Shin Ashikaga


作家ステイトメント

≪綻びの螺旋≫
2020年、世界に結界が張り巡らされた。
到来した災禍から身を守るために、私たちはその結界のうちに引き籠ろうとした。
束の間の孤絶、その先で再び元の世界を取り戻せるはずだった。
しかし、その期待は裏切られた。
張り巡らされた結界は完全ではなかった。
綻んでいた。
ほつれた縫い目、蟲食いの穴からは、無情にも災禍の風が吹き入り、結局、今もなお私たちはその業風に取り巻かれている。
そして、繕っても生じてしまう結界の綻びを、性懲りもなく縫い合わせ続けている。
呪われし綻び。
憎たらしき綻び。
しかし、私たちに孤絶を禁ずるその綻びは、一方で、私たちを孤絶から救いだす糸口でもあったはずだ。
もしもこの壁が、この窓が、この皮膚が、この膜が、完全に閉ざされた結界なのだったとしたら、と想像してみる。
私はたちまち窒息してしまい、おそらく一瞬だって生きていくことはできない。
私だけじゃない。
あらゆる命がそこでは死に絶えてしまうに違いない。
綻びのために私たちは孤絶しえない。
綻びのために私とあなたは無関係ではいられない。
祝福されし綻び。
悦ばしき綻び。
私たちに死をもたらす綻びは、同時に私たちの生の条件でもあるのだ。
天岩戸のように堅牢で重厚な外観をもつ角川武蔵野ミュージアム。
外界から隔たれ、清潔さの行き届いたこの空間にさえ、目には見えないだけで無数の生命が蠢いている。
それらを運ぶのは私たちかもしれない。
私たち自身もまた動く綻びなのかもしれない。
もし、綻びから吹き入る風に傷ついたなら、結界を張り直すより前に、まずはその傷口にそっと手をかざしたいと思う。
誰も孤絶していない。
その綻びを綴じることはできない。

大小島真木 Maki Ohkojima
1987年東京生まれ。現代美術家。異なるものたちの環世界、その「あいだ」に立ち、絡まり合う生と死の諸相を描くことを追求している。2009年トーキョーワンダーウォール賞、2014年VOCA奨励賞受賞。2017年にはアニエス・ベー主宰による海洋調査船タラ号のプロジェクトに参加。 主な個展に「骨、身体の中の固形の海。- 植物が石化する。」(HARUKAITO、東京、2019年)、「 鯨の目」(パリ・アクアリウム、フランス、 2019年)、「鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして」(第一生命ギャラリー、東京、2015年)など。公開制作「万物の眠り、大地の血管」(府中市美術館、2018年)。グループ展に、「森と水に生きる」(長野県立美術館、2021年)、「Re construction 再構築」(練馬区立美術館、2020年)、「いのち耕す場所」(青森県立美術館、2019年)、瀬戸内国際芸術祭・粟島に参加(2019年)。

巨大絵画、床面マンダラ、立体オブジェなどで構成された大規模なインスタレーション作品 ≪綻びの螺旋≫!

 プロジェクトの最後を飾る大小島真木によるアマビエ作品のタイトルは《綻びの螺旋(ほころびのらせん)》。COVID-19と人類との戦いを、「綻び」をキーワードに全く別の角度から捉え、死から生への道程、循環、螺旋を示そうとする挑戦的な作品です。
 その展示は、「生命の樹」を表現した約5.8×6.5メートルの巨大な絵画《マンダラージュ MANDALĀJU》、生物にとってはそれが感知できる世界の断片のみが存在していると生物学者ユクスキュルが提唱した“環世界”を骨で表現した約5.9×1.25メートルの《環世界群 Umwelts》、他者の悲しみ・痛みとの同化をテーマにした約3×3.5メートルの《クラレ Curare》の3点の絵画、床面のマンダラ、再生リネン布(アップサイクルリノ)で制作された立体物で構成される大規模なインスタレーション作品となります。展示は、ミュージアム2Fエントランスの壁面だけでなく、床面も、そして屋外までをも縦横無尽に用い、そこに“界”を生み出す(結ぶ)ことを試みます。これまでの大小島真木の制作活動の集大成とも言える大作だと言えます。
 「綻びのない世界」などない、そうした前提に立ったとき、「生」そして「死」はどう見えるのか?ウイルスと人類の関係がメタファーとして表された空間で感じ、考えてもらえたらと思います。
 いよいよ10月8日(金)より角川武蔵野ミュージアムに登場し、「アマビエ・プロジェクト~コロナ時代のアマビエ~」のファイナルを飾る、未曽有のアート空間を是非、ご堪能下さい。
《マンダラージュ MANDALĀJU》 (C) 2021 Maki Ohkojima Courtesy of Kadokawa Culture Museum Photo by Shin Ashikaga
《マンダラージュ MANDALĀJU》 (一部) (C) 2021 Maki Ohkojima Courtesy of Kadokawa Culture Museum Photo by Shin Ashikaga     


同時展開

●ロックミュージアムショップ アップサイクルリノ・大小島真木コラボ商品販売
・バンドカラーシャツ  
・スケッチトートバッグ 
・スカーフ
販売期間:10月9日スタート~終了未定
・特集ページ
nestRobe(women) https://store.nestrobe.com/nestrobe/pages/upcyclelino_mandalaju
CONFECT(men) https://store.nestrobe.com/confect/pages/upcyclelino_mandalaju

●ダ・ヴィンチストア 本店(ところざわサクラタウン 本棟2階)
大小島真木 展 「ヘテロトピア」 会期:10月8日~(終了時期未定)
概要:作品展示
※展示作品は、後日販売も予定しています。詳細は店舗HP、SNSにて告知いたします。

《アマビエ・プロジェクト~コロナ時代のアマビエ》とは

 多くの人命を奪い、苦しめている新型コロナウイルス。当分の間わたしたちは共に生きていかなければなりません。これまでもこうした流行り病(疫病)に人間は苦しめられ、その中で、自分を、家族を、共同体を守るため、希望のイメージを生み出してきました。魔除けは迷信に過ぎないかもしれませんが、気持ちに変化を与えることはできます。幕末に登場したとされる奇妙な姿をしたアマビエが、現代においても多くの人を惹きつけ、様々な人が表現していることからも、イメージ(図像)には人を動かす力がやはりあるのだと思います。
 2020年11月から始まった《コロナ時代のアマビエ》は、コロナ禍の中で人々に求められるイメージを、6人のアーティストが順番にそれぞれの解釈で制作していくものです。この一年でどんな変化があるでしょう。変わるのはウイルスなのか?社会なのか?私たちなのか?
 私たちと一緒に見届けていただけたらと思います。

出品作家・スケジュール

■アマビエ・プロジェクト~コロナ時代のアマビエ~
全期間:2020年11月~2022年3月
場所:角川武蔵野ミュージアム内・外
■展示作家作品スケジュール(予定)
2020年11月~3月  会田誠 《疫病退散アマビヱ之図》
2021年1月~     鴻池朋子 《武蔵野皮トンビ》
2021年3月31日~ 川島秀明 《SHI》
2021年7月3日~  荒神明香 《reflectwo》
2021年8月18日~  大岩オスカール《The Sun and 10 Ghosts(太陽と10匹の妖怪)》
2021年10月8日~   大小島真木 《綻びの螺旋》
2021年12月下旬~ アマビエ・プロジェクト大集合展(仮)開催


角川武蔵野ミュージアム公式ウェブサイト(https://kadcul.com/)にて、《チケット絶賛発売中!!》

●チケット発売について
角川武蔵野ミュージアム公式ウェブサイトにて、オンラインチケットを発売中です。
当日券の販売も行っておりますが、予約状況によってご希望のお時間にご案内できない可能性もございますので、公式ウェブサイトでの事前予約をお勧めしております。
なお、コロナ禍における館内入場制限や注意事項につきましては、角川武蔵野ミュージアム公式ウェブサイトにて随時掲載を行いますので、ご購入の際はご確認ください。

詳細は→ https://kadcul.com/


(C) 角川武蔵野ミュージアム

■「角川武蔵野ミュージアム」について
美術・博物・図書をまぜまぜにする、前人未到のプロジェクト。
イマジネーションを連想させながら、リアルとバーチャルを行き来する複合文化ミュージアムです。
運営の柱となるのは、館長である編集工学者の松岡正剛氏、博物学者の荒俣宏氏、芸術学・美術教育の研究者である神野真吾氏、建築家の隈研吾氏。この体制のもと、意欲的で革新的なスタッフが新しいミュージアムの創設に尽力します。

■住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内
■開館時間: 日~木曜 10:00-18:00/最終入館17:30
金・土曜 10:00-20:00/最終入館19:30
■休館日:第1・3・5火曜日
※祝日は該当する曜日の開館時間と同様
※休館日が祝日の場合は翌日休館
※レストランは除く
※開館日・時間は変更される場合もございます。
最新情報は公式WEBサイト(https://kadcul.com/)をご確認ください。
・角川武蔵野ミュージアム 公式サイト:https://kadcul.com/
・公式ツイッター:https://twitter.com/kadokawa_museum
・Facebook:https://www.facebook.com/kadokawaculturemuseum/
・Instagram:https://www.instagram.com/kadokawa_culture_museum/

一般お問い合わせ:0570-017-396 (受付時間:10:00-17:00)

■角川文化振興財団は「わが国の文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、文芸の成果に対する授賞、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、様々な事業を行っております。
・角川文化振興財団 公式サイト:http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/

■「ところざわサクラタウン」について
2020年11月、日本最大級のポップカルチャーの発信拠点としてKADOKAWAが埼玉県所沢市に開業した大型文化複合施設。書籍製造・物流工場やKADOKAWAの新オフィス、イベントスペース(ジャパンパビリオン、千人テラス)、体験型ホテル(EJアニメホテル)、ショップ(ダ・ヴィンチストア)、レストラン(角川食堂)、商業施設のほか、角川文化振興財団運営の「角川武蔵野ミュージアム」も建設。また、KADOKAWAと所沢市が共同で進める「COOL JAPAN FOREST 構想」および、KADOKAWA・埼玉県・所沢市の三者で連携・協力する協定に基づき振興を図る「埼玉カルチャー観光共和国」の拠点施設にも位置づけられています。
・ところざわサクラタウン 公式サイト:https://tokorozawa-sakuratown.jp/
・公式ツイッター:https://twitter.com/sakuratownjp/
・Instagram:https://www.instagram.com/sakuratownjp/
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