三省堂書店神田神保町本店がオープン
三省堂書店神田神保町本店がオープンした。旧神保町本店の閉店から4年、資材高騰などが続く中、無事に開店したのは何よりだ。世界一の書店街、その象徴ともいえる店舗は注目を集め、19日のオープニングイベントには多くのメディアも集まった。おそらく、週末にかけて報道が相次ぐだろう。
テープカットには、同書店の亀井崇雄社長をはじめ、浅田次郎、北方謙三、俵万智といった大物作家各氏、そして出版、書店の振興を掲げる千代田区長の樋口高顕氏などが参列。近所で生まれ育ったという浅田氏は再開を「待ちわびていた」と話し、若いころ神保町の書店街で本と作家を覚えたという北方氏も喜びを語った。
そして多くの報道陣の後ろには、開店を待ちわびるお客の列が、すずらん通りの半分ほどを埋めた。同書店ビルの4階に入居したジャンプショップの開店ということもあり、同書店によると列は800人に上ったという。
書店についてネガティブな話題も多い中、改めて書店の価値を感じた。大手チェーン書店であっても、同店は地元密着を宣言し、品揃えも良く選書されている印象を受けた。斬新な店舗レイアウトを導入し、カフェや雑貨の「いちのいち」を併設しているが、書籍を中心に据えた書店らしい書店に見えた。日本でもそうした書店が繁栄する明日を期待したい。【星野渉】
