アジアにおける「雨期」、日本の名称は「梅雨」鬱陶しい雨も水資源でありますので、大切ですが、この湿気がたまらなく許せません。とはいうものの、なぜかその湿気が懐かしさを醸すときがあります。昔々に住んでいた家の匂いを思い出すのです。木造の古い家はきっと何かが染み着いていたのでしょう◆今でも湿気た街の中でフッと、ノスタルジックな心にはまり、梅雨もまんざらでは無いと思ってしまいます。そんな時にぴったりな曲はブラームス作曲「ヴァイオリンソナタ第1番」たくさんのファンがいらっしゃると思います。小さな涙必至です。ブラームス自身の作曲の歌曲「雨の歌」のメロディーが随所に現れます。ブラームス自身お気に入りだったのですね◆私は歌曲「雨の歌」より弦楽器で奏でられた方が哀愁を帯び大好きです。鬱陶しい時には、あえて、どっぷり、しっとり、静かな雰囲気にに浸りたい時があります。【田中良子】