アスリートの高地トレーニング。解説するまでもなく低酸素環境で体を動かし、酸素運搬能力を上げる。持久力を高めるということだ。40 手前で草野球を卒業して10 年以上、極端な体力低下。目前の階段よりエレベーターなど文明の利器を懸命に探す情けない日々。
コロナ禍前、寄る年波に少しでも抗おうと「ジョギングを始めよう」と掲げる。しかし、「いつから」は保留。次に「無理に走るとヒザを痛める」を理由に、目標をウォーキングに変更。再び始動日については先送り。
意志薄弱の空虚な時間が流れるなか、マスク必着生活がスタート。「巣ごもり需要」や「リモート業務による効率化」などプラス材料も生まれたが、感染症ウイルスなど無いに越したことはない。「低酸素運動」と気持ちを切り替え、マスク生活３年。相変わらず階段は息を切らす。持久力改善の効果は見られなかったが、マスクの家庭内大量在庫処分のため着け続けよう。
【堀雅視】