【つぶや記】「The Bunka News」2023年4月18日付

2023年4月18日

 ある日の休日、庭の掃除をしていると、「お宅は太陽光発電ですか?」と見知らぬ男性が声をかけてきた。以前から屋根に付いたパネルが気になっていたらしい。いつから使っているか、蓄電システムはあるか、どこのメーカーかと質問攻め。最も聞きたいのはもちろん、月の電気代がいくらかだった。

 

 昨年の福島県沖地震の時、都内の自宅付近も一時停電に。非常用電源が発動し、うちの家だけポツンと明かりが付いた時は助かったが、日々の電気代は気にしていなかった。確か数千円だったことを思い出し、男性に伝えると、「うーん、やっぱりか…」とつぶやき、去っていった。

 

 完全リモートワークで家族3人、犬も飼っている友人が、月の電気代が4万5000円だったと嘆いていたのを思い出す。新聞代の値上げも相次いでいるが、社会インフラは値上がったからといって、すぐに止めるわけにいかない。他を削るしかないかな。

 

【増田朋】