【つぶや記】文化通信2020年12月14日付

2020年12月14日

 ポッドキャストの番組で、お米マイスターさんがお米の炊き方を紹介していた。うちは土鍋で炊いているが、炊き始める前に氷をひとかけ入れるといいという。冷たい温度から沸騰するまでの時間が長くなるほど、うまみと甘みが引き出されるそうだ。

 

 また、味が落ちた古い米の場合、一合に対して大さじ半分のマヨネーズをしっかり溶かして炊くと、格段においしくなるという。マヨネーズの油分がお米1粒1粒をコーティングし、つやつやのご飯に炊き上がる、ということでさっそく挑戦してみた。

 

 水に浸したお米にチューブからぐにゅっとマヨネーズを絞り出し、火にかけた。蒸らしを終えてふたを開けると、マヨネーズは絞り出したそのままの形で悲しげに横たわっている。「しっかり溶かす」を失念していた。2度目の挑戦はまだだ。

【櫻井】

 


 

 「ディエゴ・マラドーナさん死去」―。11月26日、神戸市で開かれた新聞大会の朝、そのニュースを見た。「5人抜き」「神の手」など名場面はたくさんあるが、真っ先に思い浮かんだのは、中学時代のサッカー部。当時、顧問が「マラドーナ信者」で、朝練は常に全員でドリブル練習。今思えば、マラドーナをまねるより、パスやトラップなど基礎練習が、先だった気もするが。

 

 その週末、54歳になった元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏が、久しぶりにリングに上がった試合を、WOWOWの生中継で見た。1990年、テレビ中継された東京ドームでの試合で、最強だった彼がリング上でKOされた姿は、16歳だった自分の記憶に深く刻まれた。

 

 当時スーパースターだった名前を見聞きし、〝少年〟だったあの頃をなつかしんだ人も、きっと多かったことだろう。

【増田】