【つぶや記】文化通信2020年3月30日付

2020年3月30日

 消耗品の本は電子書籍派だが、画集・図鑑は書店で実物の質感を確かめてから購入している。購入店は通勤路の丸善書店。支払いはいつも現金だったが、最近はクレジット系電子マネーを使うようになった。

 

 交通系しか使えないと思っていたある日、レジ横の「電子マネー対応一覧表」に気付く。手持ちが少ないことから、購入見送りとした三省堂『犯罪学大図鑑』(4200 円)を思い出し、もっと前に知っていればと悔やむ。時間を空けると、自制心のブレーキが発動し、現在も購入検討中のままだ。

 

 キャッシュレスは、書店側に手数料負担などデメリットがあるものの、客側の消費意欲は高まる。もっとも、自制心を忘れ、河出書房新社『英国貴族の城館』(1 万6500 円)に手を出し、生活費を切り詰めるような事態は避けたいところ………

【鷲尾】

 


 

 3 月後半の献血ではこれまでにない、受付前に額の体温測定からの開始となり面食らった。新型コロナウイルスの渦中であるということを、再認識させられた。終了後にはいつもの文書の他に、「4 週間以内にコロナウイルスに感染した場合は連絡を」との文書も。

 

 3 月のこの時期と併せて思い出したのは、卒業旅行を思案していた時に湾岸戦争が起き、企画倒れになったことや、3.11 東日本大震災後に、立て続く余震に加え目に見えない放射能汚染に脅かされたこと。今回の新型ウイルスも同様に、目に見えない。しかも決まったある一定の場所ではなく、全世界に及ぶため自らの行動範囲内で自己防衛するしかない。

 

 一斉休校で、問題集が売れる喜ばしい傾向もあるが、元通りの状況に戻れるのはいつになるか。

 

【清水】