
四六判並製/定価2530円
NewsPicksパブリッシングは10月2日搬入、初版部数1万2000部で「ChatGPT」を開発したOpenAI創業者を取り上げた『サム・アルトマン 「生成AI」で世界を手にした起業家の野望』を刊行。10月22日出来で6000部の重版を決め、現在2刷1万8000部に達している。
同書はサム・アルトマンを若いころから取材していたウォールストリート・ジャーナルの記者キーチ・ヘイギー氏による著作で、アルトマン自身が取材を許可した現時点で唯一の本として好評を博し、各国でベストセラーとなっている。
同書を執筆するにあたりヘイギー氏は、その実像に迫るべくアルトマンだけではなく、幹部、部下、同僚、家族、友人、投資家、投資先など、重要人物に対し250回にわたり取材。アルトマンの〝光〟だけではなく、〝闇〟にスポットを当てている点も本書の魅力だという。
かつての「GAFA」期から大きく様変わりしたシリコンバレーの現況や、最新テクノロジー・政治・経済・倫理の行方といった知的好奇心を満たす内容である一方、アルトマンの高い理想を掲げ、実現させる「楽観的現実主義者」としてのメソッドや、そのマネジメントやビジネス手法など、ビジネスに生かせる実用的な側面もある。
NewsPicksパブリッシングの富川直泰編集長は「出版・新聞業界をはじめ、メディア業界で生成AIの運用や、その規範・倫理などについて議論が盛んに交わされている。本書がその一助となってほしい」と話している。
