日本出版販売（日販）は、佐賀県内の中高生に向けて本に親しみ読書の楽しさを広げる取り組み「令和7年度SAGA本恋プロジェクト事業」を同県から受託し、運営をスタートさせた。
本プロジェクトは今年11月9日に開催する「SAGA本恋フェス―キミと本が恋に落ちる日―」をメインイベントとし、同イベントで実施するビブリオバトルの大会に向けて8～10月に、県内の中高生を対象としたビブリオバトルの講習会と地区予選会を実施する。6月20日には特設サイトや公式SNSを開設した。
佐賀県では、子どもの発達段階（乳幼児期、小学生期、中学生期、高校生期）に応じて、地域や家庭、学校と連携し読書への関心を高め、読書習慣の形成を図っている。イベントを通じて読書推進の機運醸成を図ることを目的に本プロジェクトの展開を決めた。
けんご氏登場予定
ビブリオバトルは小説紹介クリエーター・けんご氏と、ビブリオバトル普及委員会理事・佐藤慧氏が講師として現地やオンラインにて登壇を予定している。
決勝大会の各部優勝者は、佐賀県代表として、「全国中学ビブリオバトル」「全国高校ビブリオバトル」（活字文化推進会議主催）の出場権が与えられる。
このほか、作家やクリエーターによるトークライブ、地域の書店が集うブックマルシェなどのフェスティバル。飲食や体験型コンテンツの提供も予定しているという。
日販は「佐賀県の関係機関と連携して読書推進に取り組み、地域全体で本に親しむ文化の醸成を図っていく。今後も、地域に根ざした『人と本』のタッチポイントをつくり、本を起点にしたコミュニティ創造を積極的に展開してく」とコメントしている。スケジュールやイベント会場などの詳細は特設サイトや公式SNSで。