『2050年のメディア』などの著書があるノンフィクション作家の下山進氏は今年3月、新刊『持続可能なメディア』(朝日新聞出版)を上梓した。新聞やテレビなどメディアが抱えている諸問題を指摘した同書は、発売から1カ月以上経った今でも、東京都内の大手メディアに隣接した書店などを中心に売れ続けているという。メディア界で注目を集める著者・下山氏と、直に意見を交わせる読書会が6月24日19時から、東京・中央区日本橋のHAMA HOUSEで開かれる。現在、Peatixでチケット発売中。
読書会を開催するのは、「読書好き」という共通点をきっかけに、ふだん出会わない人々が集い、新たなコミュニティを育んできた浜町読書倶楽部。
6月下旬には、フジ・メディア・ホールディングスの株主総会が開催される予定。フジテレビの経営体制をめぐる動きは、メディアの持続可能性を問う大きな試金石となる。フジテレビの問題については、下山氏の新刊にも盛り込まれているほか、週刊紙『AERA』(同)の連載に掲載された堀江貴文(ホリエモン)さんとの対談も、大きな話題になった。
そんな話題の著者とともに、同書の内容を深掘りしながら、メディアの未来について語り合う。7月には大阪でも開かれる予定。