帝国書院 やくみつるさんが公式サポーターに就任

2025年5月26日

やくみつるさん(右)と帝国書院の佐藤清社長

 

 帝国書院は5月1日付で、漫画家・タレントとして多方面で活躍するやくみつるさんが同社の公式サポーターに就任したと発表した。これに伴い、同月15日に東京・千代田区の同社会議室で就任式が行われた。

 

 やくさんと帝国書院の縁は深く、2023年には同社よりエッセイ集『やくみつるのエキセントリック・ジャーニー』を刊行。今年3月に発売された書籍『世界へのDOOR』のCMにも出演している。そうしたつながりから、今回の就任が実現したという。

 

 帝国書院は今回の起用を通じて、学校教材だけでなく一般書も手がけている出版社であることを広く発信したい考えだ。同社開発部の横山雅世史氏は「教科書のイメージが強い当社だが、一般書の刊行も積極的に行っている。やくさんの発信力を通じて、地図ファンやこれまで当社を知らなかった方々にも、魅力を届けたい」と話す。

 

 なお、著名人が出版社の公式サポーターを務めるのは珍しく、横山氏は「今回の活動はあくまで帝国書院を応援していただくものであり、やくさんの出版活動を制限する意図はない」と説明し、「他社からの出版も従来通り自由に続けていただければ」と語った。

 

 やくさんは「人生を登りつめた感がある。幼少のみぎりより、暇さえあれば地図を見ていた自分が、“地図の聖地”とも言える帝国書院さんに迎えられたことは、何よりの名誉」と就任の喜びを語った。今後、やくさんがどのように帝国書院の魅力を発信していくのか、期待が高まる。

 

やくさんに提供された公式サポーターの名刺