毎日新聞社 MOTTAINAIキャンペーン 20年記念Tシャツを発売

2024年5月25日

 

 

 毎日新聞社のMOTTAINAIキャンペーン事務局は、キャンペーンスタートから20年目に入ったのを機に、記念Tシャツの販売を開始した。Amazonのオン・デマンドで、注文から2~3日で配達される。オン・デマンドは注文を受けてからプリントして完成させるため、余剰品を産み出さないのが特長。MOTTAINAI(もったいない)の理念が生かされている。

 

売り上げの一部はケニアの植林活動に寄付

 

 価格は2800円(税込み)。売上の一部はケニアに送られ、植樹費用に役立てられる。デザインはロゴマークやイラストなど計7種類、サイズやカラーも豊富に取りそろえた。

 

 MOTTAINAIキャンペーンは、ケニアでの植林活動「グリーンベルト運動」を通じて、環境保護と民主化に取り組んだ功績が評価されてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさん(1940~2011)が提唱し、毎日新聞社が中心となって進めている。キャンペーンでは、賛同する団体とともに環境に配慮した商品やサービス、イベントを展開し、その売上や寄付金を「グリーンベルト運動」に送り続けてきた。その額は累計1億5000万円を超え、約400万本の植樹に役立てられている。

 

 マータイさんはノーベル平和賞を受賞した翌年の2005年2月に毎日新聞社の招きで初来日した際 、 編集局長とのインタビューで「もったいない」という言葉に出会い、「私が進める環境活動の3R(リデュース、リユース、リサイクル)を表現できるうえに、 もう1つのRであるリスペクト (Respect)も込められている言葉だ」と感銘を受けた。マータイさんは05年3月、ニューヨークの国連本部での演説で「MOTTAINAIを世界に広めましょう」と提案し、同月、毎日新聞社が事務局を設置して、キャンペーンがスタートした。

 

MOTTAINAIキャンペーンホームページ:https://www.mottainai.info/jp/