帝国書院 地図で歴史人物を解説する新刊『地図と読む日本の歴史人物』を刊行

2024年3月13日

□A5判/174ページ/1,980円(税込)

 

 学校教材や副教材を主に扱う帝国書院は2月29日に、地図とともに日本の歴史人物たちの足跡を解説する新刊『地図と読む日本の歴史人物』を初版1万部で刊行した。

 

 同書は大河ドラマ監修なども務める小和田哲男氏をはじめ、歴史人物研究の専門家7名が執筆。文章による解説だけでなく、歴史要素も加え地図を多用することで、人物像をより臨場感を持って伝えるのが狙いだ。小和田氏は「地図を頭に入れておいて文章を読むと、文章が腑に落ちる」とまえがきで綴っている。 

 

 同書は、聖徳太子、源義経、武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗、忠臣蔵、伊能忠敬、新選組、西郷隆盛、坂本龍馬、渋沢栄一、津田梅子と、古代から近代まで計15組を収録。また、コラム「女性の生き様」では、それぞれの歴史人物に深く関わる女性15名が紹介され、女性の歴史的な足跡や貢献も描かれている。

 

 また刊行にあたり、落語家の春風亭昇太氏からコメントも寄せられ、同氏は「あの合戦の当日の動き。日本から海外までを巻き込んていった、あの大事件がどんな経緯で進んでいったのか。地図と共に読み解く事でそのダイナミックな動きや、息詰まるような時間経過が感じられる。日本の歴史を動かした古代から近代の歴史上の人物を豪華な執筆陣が地図と一緒に歴史ロマンに誘ってくれる」と同書の魅力を語った。

 

 今後、同社は3月の中旬から下旬にかけて、全国の新聞に順次広告を掲載し、さらなる売り伸ばしを図る。