文化通信社 セミナー「編集者がベストセラーを生み出す」開催 日経BP・中川氏が“初動づくり”の手法など語る

2023年5月26日

 株式会社文化通信社は5月25日、文化通信セミナー「編集者の新しい役割:出版物のビジネスバリューを最大化する方法」の第2回として、数々のベストセラーを送り出している株式会社日経BP 日経BOOKSユニットユニット長補佐兼日経BOOKプラス編集部長の中川ヒロミ氏が「編集者がベストセラーを生み出す」と題して講演した。

 

「読者に届けるまでが編集」と語る中川氏

 

 中川氏は100万部を超えた『FACT FULNESS』をはじめとして、『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』、『フェイスブック 若き天才の野望』など翻訳書のベストセラーを手掛け、今年3月に刊行した孫泰蔵著『冒険の書』もすでに7万部に達している。

 

 セミナーでは、編集者の仕事について「読者に届けるまでが編集」と述べ、編集者自ら作った本の初動を上げることで、営業、宣伝などとのチームによるコストをかけた販促につながり、ベストセラーになる循環を作ることができると説明。

 

 対象を選んだ献本やwebでの記事掲出、SNSなどを活用して初動を上げた事例を紹介した。

 

 また、昨年4月にスタートし、中川氏が編集部長を務めるWebメディア「日経BOOK PLUS」を紹介。さらに、TikTokによる書籍紹介の有効性などについても触れた。

 

 そして、事例として発売2カ月で7万部に達している『冒険の書』について説明。初動を作るための著者の稼働や新聞広告、交通広告などの展開と売れ行きの推移などを示した。

 

 最後に、「あきらめずに販促を続けることがベストセラーにつながる」と述べ、新刊を進行するのと同時に、売れ行きの良い既刊へのケアーもしていく必要性を指摘した。

 

 セミナーは今後、6月1日に株式会社ライツ社代表取締役社長の大塚啓志郎氏の「編集者が担うマーケティング戦略」を開催。

 

 7月には「出版マーケティングセミナー1」として、児童書、コミックなど新ジャンルを開拓し、海外市場にも進出する株式会社パイ インターナショナル代表取締役社長の三芳寛要氏、シニア向け雑誌をベースに多様なビジネスを展開する株式会社ハルメク・エイジマーケティング営業局メディア営業部部長の八頭司尚氏などが登壇する。

 

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