神宮館 店頭ディスプレイコンテスト開催 小規模書店の「コンパクト賞」など新設

2023年3月7日

 

総合賞金賞を受賞した平安堂更埴店

 

 神宮館は2022年11月1日から23年1月31日にかけ、高島暦や水琴鈴、御朱印帳などの同社商材を、飾り付け・展開する書店を顕彰する「神宮館ディスプレイコンテスト」を実施した。

 

 同社は、年間で最も売り上げが伸長する年末から年始にかけ、店頭プロモーションの一環として、昨年から同コンテストを実施しており、大規模で目立つ展開をした書店を表彰する「総合賞」に加え、今回から小規模の書店に向け、レジ前や実用書の棚前など、省スペースでの展開を審査対象とする「コンパクト賞」、さらには新商材『ひびよみ九星占い2023』の展開を審査対象とする「ひびよみ賞」を新設した。

 

 総合賞は金賞1店舗10万円、銀賞3店舗各3万円、佳作20店舗各1万円、コンパクト賞は金賞1店舗5万円、銀賞3店舗各3万円、「ひびよみ賞」10店舗各1万円を進呈。今回は昨年の参加書店数72店舗を越える87店舗の書店が参加し、総合賞金賞は賽銭箱や巨大「高島暦」などを制作し、一等地で展開した平安堂更埴店、コンパクト賞金賞には占い書コーナーの一角に、赤・白・金の装飾で華やかなイメージを演出した岡書帯広イーストモール店がそれぞれ受賞した。

 

コンパクト賞金賞の岡書帯広イーストモール店

 

 また、同コンテストにおいて、初参加店では対前年同期比で130%の売上増となった「TSUTAYA BOOKSTORE エミフルMASAKI」のほか、昨年参加した「福岡金文堂イオン大塔店」でも同126%と伸長するなど、参加書店では一定の効果をあげている。

 

 同社担当者は「カレンダーや年賀状ソフトなど、年末年始商戦に合わせた商材・フェアが店頭を占めるなか、協力してくれることは大変ありがたい。参加書店3ケタを目指して、次回も同時期に実施したい」と意欲を示す。