新旧王者対決 将棋・王将戦始まる 毎日新聞社が1月17日にオンラインイベント 動画配信も

2023年1月11日

 藤井聡太王将(20)に羽生善治九段(52)が挑む、将棋の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛)の第1局が1月8、9両日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で開幕した。毎日新聞社は1月17日夜、深浦康市九段と木村一基九段が七番勝負を展望するオンラインイベントを開く。

 

 オンラインイベントは午後7時から午後8時半まで。王位3期の深浦九段と、同じく王位1期の木村九段が第1局を振り返りながら、これまでに出場したタイトル戦の全てを制している藤井王将の強さと、18年に無冠となったものの22年度は6割5分を超える勝率を記録し、王将戦リーグも全勝した羽生九段の「復活」の理由を語る。聞き手は毎日新聞の新土居仁昌記者が務める。

 

 イベント視聴チケットは2000円。記念扇子付きのチケットは告知開始当日に売り切れた。ニュースサイト「毎日新聞デジタル」で告知している。また、毎日新聞デジタルでは王将戦の特集ページを設け、棋譜速報や写真特集、解説や感想戦の動画を配信する。

 

 藤井王将は竜王、王位、叡王、棋聖を合わせて5冠を保持し、タイトル獲得数は計11期。羽生九段はタイトル通算獲得数が99期で、100期達成がかかる。

 

 ◇第2局以降の日程と会場は次の通り。

 

 第2局=1月21、22日、大阪府高槻市「山水館」▽第3局=同28、29日、金沢市「金沢東急ホテル」▽第4局=2月9、10日、東京都立川市「SORANO HOTEL」▽第5局=同25、26日、島根県大田市「さんべ荘」▽第6局=3月11、12日、佐賀県上峰町「大幸園」▽第7局=同25、26日、栃木県大田原市「ホテル花月」