日本新聞協会 来年度から「新聞広告PRコンテスト」を実施 新聞社社員から応募受付

2022年12月20日

 日本新聞協会広告委員会は毎年10月の新聞週間中に展開する「新聞広告統一PRキャンペーン」の企画募集を目的に、2023年度から「新聞広告PRコンテスト」を新たに実施することを決めた。12月15日に開いた理事会で報告された。新聞社社員の優れた広告企画や広告表現を顕彰し、新聞広告の媒体力を広くアピールする。

 

 広告委員会は18年度から3回にわたって「新聞広告統一PRキャンペーン」を展開してきた。昨年度は、HIPHOPユニットの「Creepy Nuts」さんを起用した全面広告を、全国84紙に順次掲載。広告では、読者の「みんなに聞いてほしいこと」をツイッターで募集。投稿の中から選定し、即興でラップを制作。12月中旬にスペシャルムービーとして公開した。

 

 これまで、新聞広告を起点にSNSなどを連携させることで話題を提供してきた。今後は新聞社が提案する企画をPR活動に取り入れる。

 

 コンテストでは、SNSなどで拡散する仕掛けのデザイン、コピーの新聞広告やウェブサイトなどによる企画を募集し、最優秀作を表彰するとともに、最優秀企画を「新聞広告統一PRキャンペーン」で採用して、新聞協会加盟社発行の各紙で展開する。加盟社や関連会社の社員からの応募を受け付ける。1社から複数応募も可。

 

 表彰は大賞1件のみとして、賞金30万円と賞状を贈呈する。募集は12月15日から開始し、来年1月5日から3月27日まで受け付ける。4月13日に審査会を開き、広告委員会常任委員会委員と外部委員が審査員を務める。4月14日の広告委員会、同19日の理事会を経て大賞を決定する。

 

 大賞に基づく「新聞広告統一PRキャンペーン」は10月15日からの新聞週間中に各紙で展開する。表彰は同20日の「新聞広告の日」記念式典で行う。