第102回オール讀物新人賞 最年少19歳が受賞

2022年9月26日

 文藝春秋の小説誌「オール讀物」編集部は9月21日、同日に決定した第102回オール讀物新人賞受賞者が歴代最年少の19歳であることを発表した。受賞作「盟(かみかけて)信(しん)が大切」の米原信(まいばら・しん)氏は、群馬県出身の19歳で現在大学在学中。10代での受賞は初めて。これまでの最年少は、1972年の第41回で「土曜の夜の狼たち」で受賞した川村久志氏の22歳だった。「オール讀物」編集部によると、受賞作は江戸時代の歌舞伎作者鶴屋南北を題材にした原稿用紙60枚ほどの短編だという。

 

 第102回の応募総数は827篇だった。受賞作全文と選評、受賞者の言葉は10月21日発売の「オール讀物」11月号に掲載する。